今回は、ストレングス・ファインダーの活用として大事なポイントの一つである、資質の組み合わせについて少し書いてみます。
ストレングス・ファインダーで分類されているのは、34資質。そのうちの5つの組み合わせの数は順番も含めると3,300万通りにもなると言われています。
ストレングス・ファインダーの資質は、単体で捉えるだけでなく、組み合わせることでその人の行動や思考の傾向がより明確になります。資質の相互作用を理解することで、自分の強みを最大限に活かせるというわけです。
例えば、いくつか紐解いてみましょう。
「収集心」と「学習欲」を上位に持つ人は、好奇心旺盛で、特に相手にとって有益な情報を常に持ち、提供することに喜びを感じます。このため、新しい知識を学ぶプロセスを好み、情報や意欲が常に高まり、努力を惜しまない傾向があります。
また、「共感性」と「適応性」を上位に持つ人は、他人の感情や状況を今この瞬間に理解し、直感が働き、臨機応変に対応することが得意です。急なトラブルにも柔軟に対処できるため、頼りになる存在です。
「内省」と「未来志向」を上位に持つ人は、一人時間を取り、思考にふけることで、より未来のイメージを膨らませることができます。更に周囲の人にも未来のビジョンや希望を与えることができます。
さらに、「最上志向」と「アレンジ」を上位に持つ人は、複数のプロジェクトを同時進行させながら、それぞれの質を高めていくことが得意です。
いくつかご紹介しましたが、これは、一つの資質を持っているだけでは得られない、資質の組み合わせによる相乗効果です。
このように、それぞれの資質がどのように組み合わさっているかを考えることで、問題解決やトラブル対処の方法がより明確になります。
資質の組み合わせを活かして、自分自身の強みをさらに引き出していくことができるのです。
それを実生活で活用することで、日常の課題をより効果的に乗り越えることができます。
自分の資質を深く理解し、それを最大限に活かすためのヒントが、このストレングス・ファインダーの資質の組み合わせにあります。
これからも自分の資質を活かし、より充実した人生を築いていきましょう。